モルタル施工の修繕工事

  • 2017.10.08 Sunday
  • 20:38

今日の工事はモルタル施工でつくられたお墓の直し仕事!!

日曜日にお寺さんに入り工事することはマナーとしてどうかと思いますが

仕事が詰まってまして次の着工もあり、今月もいっぱいいっぱいで・・・

かれこれ4ヶ月以上は休めていない状態でして

まぁ実家のお寺なので、そのへんは・・

 

と言うことで

石とモルタルは付かないとさんざん私お伝えしていますが

お見せします。モルタル施工の真実を

上の写真は既に羽目(外柵一番上の石)をとってしまった状態です。

羽目にモルタルが付くことなく綺麗にとれました。

では下の石にはモルタルは付いているのでしょうか?

 

軽く触っただけで剥離してしまう状態でした。

これは上の石にも下の石にも張り付くことなくモルタルのみ硬化しいる状態です。

石とセメントは相性が悪いのでセメントを使用した施工は遅かれ早かれ、この状態と

同じ結果になります。

では石と石にステンレス金具を使用し補強すればこの剥離は防止できるか?補強になるのか?

 

はい 次の仕事です。

カッターを使い汚れ落とし、カッターで落ちない汚れはハイラップ220番を使い水垢落とし

黒御影なら320番くらいを使います。500番まで上げると水垢は落ちません。

最後に水をかけファイバークリーナーで磨きます。

ファイバークリーナーは石に傷を付けるのでよく汚れを落としてから使用します。

白御影であればファイバークリーナーだけでも綺麗になりますが石の表面は傷だらけになります。

肉眼では見えませんが。

見えなければ大丈夫だと思いますが、傷を付けることにより汚れは付きやすくなりますね。

縦目地はハイラップのみで充分です!!

この程度の水垢なら10秒もあれば綺麗に落とせます!!

中のビリ砂利を処分してコンクリートを壊し、均し下場まで土を掘り下げます。

そして均し(外柵上から二番目の石)の取り外し!!

 

さーモルタルは石に張り付いてるでしょうか?

 

いやいやいや

まったく石にモルタルは付いていませんね。

そして小口のモルタルの状態です。エッ何をしたの?って感じですよね

はい、次!!小口の掃除ですね。

カップサンダーを使用して小口を綺麗にします。

でもカップを使用すると石のフチを傷つけることがあるのでダイヤモンドカッターを使用します。

この場合、普通はダイヤモンドカッターを使用すると片べり(片面だけのダイヤが消耗してしまうこと)

するのでタブーですがカタべりすることは承知で行っています。

片べり専用ダイヤモンドカッターです!!

 

片べりしたダイヤモンドカッターは刃が真っ直ぐ入って行かず曲がってしまうのです。

 

話変わりますが、

よく現場(お墓)でお会いした方に言われることがあり

「うちのお墓の目地が落ちてしまい、補修してもらえませんか?」と言われることがあります。

私は必ず断ります。それはやる意味がないからです。(説明はしませんが・・)

どーしてもやってもらいたいなら私タダでお受け致します。

仕事としてはお断りです。

そこに費用が発生したら、そのお客様は無駄な料金を支払うことになり

仕事して受けた業者がいるとしたら意味のないことをお金の為に行ったことになります。

 

目地が切れている部分は石がズレて動いている状態になり、その部材を人で例えると骨折している状態です

骨折している人にバンドエイドを貼っても意味ないですよね。

 

よーく見てください。

この部材↓は目地が切れています。

上に石があれば目地の補修で治ったようにも見えますが

石は既にズレて動いている状態です。

目地の切れている部材は簡単に動いてしまいます。

 

目地の補修をしても一年でまた同じ状態に戻ります。

 

腰石(一番下の石)天場のモルタル剥がし、水垢落とし

 

修復開始です、が問題発生!!

エッ何で階段脇の石が左右高さが違うの?

右と左では1僂蝋發気違う、階段は正確に水平なんですが・・

まぁとりあえずレーザーで高さチェック

4隅の高さを確認 

 

向かって左の高さは277弌

向かって左後隅 約28僉,泙2仭宛紊離坤譴任垢

ここは右後ろ隅 約288个らいですか 約1僂魯坤譴討ました。

最後に右前隅 あれれ 29僂任!!

結果 左右で13个離坤譴ありました。

 

それにしてもこの左右の高さの違いは困りました、悩みました・・

予定外でした

 

水平器のみで仕事をしている職人さんの仕事ですよね〜

左回りか右回りかどちらから仕事をしたのか知りませんが、一回転して階段石を伏せるときに

初めて高さのズレに気が付いたのでしょうね

まぁ各部材1丱坤譴譴10本目には最大1僂魯坤譴討靴泙い泙垢らね

当たり前と言えば当たり前ですが

 

 

そこで決断したことは

左右の石を取ってしまい、伏せ直しするしかないですね

そして修復です。限界まで下げます!!

そしてこんな感じで、キッチリと収まり気持ち良くなりました。

裏側です!!お墓は見えない部分が重要です。

ここの彫った場所は砕石で埋め戻しですね。

ですが土や砕石を埋め戻す、お墓の造り方は今の時代ではあり得ないですが。

 

話は途中ですが・・

今日の仕事はここまでです。

御影石にセメントやモルタルを使用しても無駄なことは理解して頂けたでしょうか?

 

絶対に付かないとは言ってません。

ドロドロのキゼメン(シェイクのようなドロドロの状態のセメント)にメトローズでも入れれば

その場は張り付きますが施工できないですねw

 

今日バラした部材でなんと一本だけモルタルが張り付いてきた部材を発見しました。

ですが軽く玄翁(ハンマー)でたたいたら落ちてしまいました。

 

御影石にモルタルは付かないことは石屋さんの常識ですが、それを一般の方に告知する

石屋は非常識となる不思議な業界なんですね。

 

今仕事を頂いている工務店の社長さんと雑談した時に言われたことがあり

「石屋と植木屋は日本語が伝わらないよね」と笑い話をしましたが

おしゃる通りだと痛感しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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